創業者の味方 日本政策金融公庫

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創業者の味方 日本政策金融公庫

 

こんにちは。ココエミスタッフの横山です。

以前の投稿で起業の際の資金調達方法について書かせていただきました。

今回はその中でも日本政策金融公庫にフォーカスを絞って記事にしてみます。

日本政策金融公庫は創業者の為の銀行です。

しかし融資を受けるには必要な書類の準備や、審査に通るコツなども存在します。

これから起業を考えている方は、参考にしてみてください。

融資の申請に必要な書類

日本政策金融公庫での融資申請に、共通する必要書類は、以下の通りです。

1.借入申込書
2.法人の登記簿謄本
3.直近二期分の確定申告書
4.決済後半年を経過している場合は、最新の試算表
5.身分証明書

上記の必要書類は法人が申請する際に用意すべきものです。

個人事業主の方は、借入申込書、直近二期分の確定申告書、最新の試算表で申請できます。

但し、融資内容によって必要な書類は変わってきます。

どの書類が必要なのか、各制度の概要をチェックしてから書類は準備しましょう。

融資の審査を通すコツ

日本政策金融公庫で融資を受けるコツをご紹介します。

以下の点を覚えておけば、日本政策金融公庫の審査に通る可能性が大幅にアップしますよ。

小口融資で審査を受ける

個人事業主や中小企業の経営者にお勧めなのが200〜300万円程度の小口融資です。

特に初めて融資を申し込む場合、通常の申込より審査は慎重に行われます。

200万円の融資を希望してみても、実際には100万円しか可決されない、というケースもよくあります。

借入実績を作るという意味でも、最初は小口融資からスタートが良いでしょう。

初回よりも二回目、三回目の申込時の方が、日本政策金融公庫からの信頼は厚くなります。

よって二回目以降の審査は希望する金額がスムーズに可決されやすいのです。

これから起業を考えている方は、日本政策金融公庫とは長い付き合いになっていきます。

地道にコツコツ信頼関係を築くのが審査を通す近道です。

大口融資を希望される方も初めての申請では小口融資で、審査や借入の経験を積む事が重要です。

そして融資申込金額については、金額が妥当か、という部分がとても大切です。

ここでのポイントとなるのは、「資金使途(借入金の使いみち)」と「事業規模」です。

日本政策金融公庫は「事業資金」のみを融資する専門の機関であり、資金の使いみちと金額の大小についてはきちんと見られます。

何となくで申込金額を決めると、審査時に苦労することになります。

また、日本政策金融公庫の融資では「保証人を求められる」ケースが多いです。

ただし、女性に関しては特例が設けられており300万円までの小口融資に関しては、原則保証人や担保無しで融資が受けられます。

女性でこれから起業される方は「女性向け小口融資制度」に申込をしてください。

審査担当者を積極的に手伝う

通常、日本政策金融公庫に融資を申し込むと、支店に一度出向き、審査担当者と面談をすることになります。

以降、融資が決まるまでのやり取りは、基本的に面談時の審査担当者が窓口になります。

面談では、資金使途や決算書の不明点など、かなり突っ込んだことまで聞かれます。

そしてこれらの質問に、審査担当者が納得できるよう、答えなくてはいけません。

スラスラと答えなくてはいけない、などということはありませんので、安心してください。

大切なのは、あなたの事業のセールスポイント、そして時には弱点をも、真摯に答えることです。

多くの場合、日本政策金融公庫に融資を申し込んで、実際に顔を合わせるのは、この審査担当者だけです。

審査担当者は、あなたの企業が審査を通過できるように、決裁権限を持つ上司に話す立場なのです。

その為にも、あなたはできる限りの「資料」を提供しなくてはなりません。

中には、説明したくないこと、自分にとって不利な話もあるかもしれません。

しかしそれを審査担当者に隠すべきではありません。

あなたの企業の弱点、そしてそれをも上回るセールスポイントが伝われば、担当者はあなたのために頑張って話しをしてくれることでしょう。

審査担当者は、あなたの味方なのです。

申込みで注意すべきポイント

上で述べた必要書類の借入申込書は、必要事項に空欄が無い様、きちんと記入しましょう。

ですが、借入申込書はホームページなどの記入例を参考にするだけでは、不十分です。

申込で失敗しないためには、上記の融資をコツを実践することです。

そして、融資結果を決めるのは、審査だけではありません。

書類内容はもちろん、経営者として信頼に値するかどうかが、結果を左右します。

審査は融資の相談をする時点から始まっていると考え慎重に行動してください。

日本政策金融公庫の審査は、思いのほか時間がかかります。

特に初めての場合は、申込から審査の可決までに1カ月程かかります。

期間に余裕をもって、しっかり準備していきましょう。

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